高千穂夜神楽2026徹底攻略|毎夜公演と冬神事の違い・予約と見どころ - 複眼インデックス
高千穂神社神楽殿で毎晩舞われる4番は、全33番の中から「天岩戸開き」のハイライトを凝縮したストーリー仕立てとなっています。演目の背景を知ることで、舞手の指先の動きや面(オモテ)の表情の豊かさに気づき、体験の深みが格段に増します。
1. 手力雄の舞(たぢからおのまい)
天照大御神が天岩戸にお隠れになり、天地が闇に閉ざされた混乱のなか、怪力無双の神・手力雄命(タヂカラオノミコト)が登場します。静寂のなか、手力雄命が耳を澄まし、岩戸の気配を探り当てるまでの張り詰めた緊張感が特徴です。「静」から「動」へと移り変わる重厚な足捌きが、神話の緊張感をリアルに再現します。
2. 天鈿女の舞(あめのうずめのまい)
岩戸の所在を突き止めた神々は、天照大御神を誘い出すための作戦を決行します。芸能の女神・天鈿女命(アメノウズメノミコト)がたすきを掛け、笹の葉を手にユーモラスかつ妖艶に舞い踊ります。神楽殿が一気に華やぎ、思わず神々が大笑いしたとされる神話の場面が軽快な太鼓と笛のリズムとともに表現されます。
3. 戸取の舞(ととりのまい)
天鈿女命の賑やかな舞に興味を持った天照大御神が、岩戸をわずかに開けて外を覗き見た瞬間を狙い、再び手力雄命が登場します。手力雄命が怪力をもって重き岩戸を力任せに引き開け、遠くへ投げ飛ばすダイナミックな舞です。面を激しく振り、全身全霊の力を込めて岩戸を取り去るクライマックスは圧巻の迫力です。
4. 御神躰の舞(ごしんたいのまい)
岩戸開きによって世に光が戻った後、国産みの神である伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)の二神が登場します。新酒を醸して二人で仲睦まじく呑み交わし、夫婦円満や子孫繁栄、五穀豊穣を祈る演目です。観客席へ降りてきて客弄りを行うコミカルな演出が名物となっており、会場全体が温かい笑いに包まれます。