金属のイオン化傾向の覚え方!語呂合わせと反応性を完全攻略【2026】 - 複眼インデックス
酸との反応において、最上位の頻出論点でありながら受験生の失点率が極めて高いのが「不動態(ふどうたい)」の現象です。
Al(アルミニウム)、Fe(鉄)、Ni(ニッケル)の3つの金属は、イオン化傾向としては水素より大きく、本来であれば酸に溶けやすい性質を持ちます。しかし、濃硝酸や熱濃硫酸などの強力な酸化剤に浸すと、表面に極めて緻密で薄い酸化被膜(Al₂O₃やFe₃O₄など)が瞬時に形成され、内部の金属が保護されてそれ以上溶けなくなってしまいます。
この現象を示す代表的な金属は、以下の語呂合わせで一発暗記が可能です。
【不動態の語呂合わせ】
「手(Fe)に(Ni)入る(Al)不動態」
※さらにCr(クロム)、Co(コバルト)を含める場合は「苦(Cr)労(Co)して手(Fe)に(Ni)入る(Al)」と覚えます。
正誤問題では、「Feは濃硝酸に速やかに溶解し、赤褐色の二酸化窒素を発生する」といった誤文が頻出します。「希硝酸には溶けるが、濃硝酸には不動態を作って溶けない」という対比を正確に整理しておくことが重要です。