献上とは?意味と皇室献上品の選定基準・進呈や謹呈との違いを解説 - 複眼インデックス
厳しい基準を経て皇室に納められた実績を持つ特産品は、その品質の証として日本全国で長く語り継がれています。
皇室献上銘菓の代表例
全国の和菓子・洋菓子店の中には、明治・大正・昭和・平成・令和の各時代において、宮中のお茶会用菓子や行幸啓の際のお茶請けとして献上された歴史を持つ銘菓があります。
- とらやの羊羹(東京都・京都府):室町時代後期に京都で創業し、後陽成天皇の在位中から皇室御用を務めてきた名門。近現代においても数々の慶事菓子を献上しています。
- 一休堂の京七味や老舗の干菓子:伝統的な製法を守り、宮中祭祀や茶会の席に供された歴史を持ちます。
- 各地の全国菓子大博覧会「名誉総裁賞(皇族が総裁を務める)」受賞菓子:博覧会を契機として皇室への献上実績を持つ菓子が各地に存在します。
日本の食と技を象徴する献上米と伝統工芸
主食である米に関しては、毎年全国の指定農地(献穀田)で栽培されたコシヒカリ、つや姫、新之助などの最高等級米が、選りすぐりの技術によって育てられ、宮中新嘗祭へ献納されます。工芸品分野では、前述の博多織のほか、輪島塗、有田焼、西陣織など、日本のものづくりの頂点を極めた職人の逸品が選ばれてきました。