東京グランギニョルの真相と解散理由|ライチ光クラブ原点の全貌 - 複眼インデックス
劇団解散から40年近くが経過した2026年現在、東京グランギニョルを牽引した主要メンバーたちはどのような軌跡を辿っているのでしょうか。
主宰の飴屋法水氏は、現代アート・実験音楽シーンで世界的な評価を得た後、2000年代後半から再びパフォーミングアーツの世界へ回帰しました。2014年には、福島第一原発事故後の高校生たちを描いた戯曲『ブルーシート』で、日本演劇界の最高峰である第58回岸田國士戯曲賞を受賞。その後も言葉と身体、生と死の境界を問う独自の演劇活動やワークショップを継続し、現代日本の芸術界において唯一無二の求道者として君臨しています。
看板俳優として劇団の象徴的存在だった嶋田久作氏は、劇団解散直後に実相寺昭雄監督に見出され、映画『帝都物語』(1988年)の魔人・加藤保憲役に抜擢。原作小説の著者である荒俣宏氏をして「加藤そのもの」と言わしめた怪演で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、一躍スターダムに駆け上がりました。2026年現在も、映画・テレビドラマ・舞台において欠かせない重鎮バイプレーヤー・怪優として精力的に活動を続けています。
また、劇団の宣伝美術を支えた丸尾末広氏もエログロ・ナンセンスの第一人者として国際的な評価を確固たるものにしており、当時のメンバーや関係者たちは散り散りになりながらも、それぞれの表現領域で日本の表現史を牽引し続けています。