台湾小吃「青龍門」の現在と評判!閉店理由の真相から名物まで徹底解剖 - 複眼インデックス
青龍門の歴史を紐解くと、1990年代後半から2000年代初頭の「エンタメ系レストランブーム」における熱狂が浮かび上がります。地下鉄の廃駅や路地裏のスラム街、サイバーパンクを思わせる近未来の香港・台湾を模した退廃的で刺激的な内装、さらにはレストルームに仕掛けられた驚きのギミックなど、従来の飲食店にはない体験型演出で若者を中心に爆発的な支持を獲得しました。
しかし、一過性のブームに終わる飲食店が大多数を占めるなか、青龍門が現在も第一線で支持されている理由は、演出の裏側にあった徹底した料理へのこだわりにあります。台湾現地から招聘した点心師の技や、八角・五香粉などのスパイスを巧みに効かせた本格的な台湾家庭料理のレシピが、舌の肥えたリピーターを確実に定着させました。
外食産業が「SNS映え」から「本物の味と心地よい滞在時間」を求める時代へと移り変わるなか、青龍門は過度なからくり演出を削ぎ落とし、台湾夜市の情緒とモダンな中華ダイニングを融合させた落ち着きある空間へとシフト。懐かしさを求めるオールドファンだけでなく、本場の台湾グルメを日常使いで楽しみたい20代〜40代の新規層を幅広く取り込むことに成功しています。