ニューハーフとは?語源やオネエ・トランスジェンダーとの違いを徹底解説 - 複眼インデックス
日本の大衆娯楽において、ニューハーフが果たしてきた役割は極めて巨大です。その中核にあったのが、東京・六本木や大阪・ミナミ、新宿・歌舞伎町を中心に栄えたショーパブ文化でした。
高度なダンス技術、プロ顔負けのイリュージョン、そして自虐とユーモアを交えたハイテンポな接客トークは、バブル景気から平成初期にかけて多くの著名人やビジネス層を魅了しました。この現場で磨かれたトーク力と度胸が、テレビ界へ進出する強力な武器となったのです。
草分け的存在であるカルーセル麻紀氏の体当たりなパイオニア精神に始まり、2000年代後半にははるな愛氏が『ミス・インターナショナル・クイーン(世界一のトランスジェンダー女性を決める大会)』で優勝を果たし、バラエティの主役に定着しました。彼女たちの活躍は、「日陰の存在」と見なされていたセクシュアルマイノリティに対する世間の親しみやすさを醸成した反面、「ニューハーフ=いじってもいい面白い人たち」というステレオタイプを固定化させた功罪両面を併せ持っています。