チェッカーズ藤井フミヤの現在と解散の真相|再結成なき確執の全貌 - 複眼インデックス
チェッカーズの「再結成の可能性」を語る上で、避けて通れない最大の悲劇が2004年8月のドラマー・徳永善也氏の逝去です。人懐っこい笑顔と確かなドラミングでファンやメンバーから「クロベエ」の愛称で親しまれた徳永氏は、舌がんのため40歳という若さでこの世を去りました。
この悲しみの場で、メンバー間の確執は修復不可能な形で白日の下に晒されることになります。徳永氏の「送る会」の開催にあたり、発起人となったのは藤井フミヤ、藤井尚之、武内享、大土井裕二の4名でした。前年に暴露本を出版していた高杢禎彦氏と、それに同調した鶴久政治氏の2名は発起人から明確に除外されたのです。
高杢氏らは急遽単独で記者会見を開き、発起人に名を連ねられなかった悔しさとフミヤ側への不満をカメラの前で吐露。一方のフミヤ側も会見を行い、「クロベエ本人の遺志や遺族の意向を尊重した結果である」と説明しました。メンバーの死という極限状態においてすら手を取り合うことができず、メディアを介して感情をぶつけ合う泥沼劇となったこの瞬間、チェッカーズというバンドの再生は物理的にも心理的にも永遠に断たれました。
さらにフミヤ自身、「チェッカーズはあの7人だからこそチェッカーズだった。クロベエがいないチェッカーズは存在しない」と再三明言しています。リズム隊の要であり、メンバーの緩衝材でもあった徳永氏の不在こそが、再結成があり得ない最大の客観的事実です。