ダウンタウン松本の現在と復帰時期|裁判終結の深層と2026年の展望 - 複眼インデックス
発端となったのは、2026年12月に週刊文春が報じた複数の女性に対する性的強要疑惑でした。このダウンタウン松本の文春報道の真相をめぐっては、当初から双方の主張が真っ向から対立。2026年1月、松本は「裁判に注力したい」との強い意志を示し、松本人志の活動休止の理由として芸能活動の一時休止を電撃的に発表しました。
当時、自身が出演していた『ワイドナショー』への出演を示唆するワイドナショーでの松本人志のコメント(SNS上での「ワイドナショー出まーす」という投稿)が大きな波紋を呼んだものの、民放各局のコンプライアンス部門やスポンサーとの協議の結果、生放送での釈明は見送られる結果となりました。その後、レギュラー番組を抱える民放各局は対応に追われ、日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』、フジテレビ系『人志松本の酒のツマミになる話』など、看板番組群からの松本人志のレギュラー番組降板およびMC差し替えが雪崩を打つように決定していったのです。
2026年3月、松本は文藝春秋社および同誌編集長に対し、名誉毀損による約5億5000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求める民事訴訟を東京地方裁判所に提訴しました。これが約8ヶ月にわたる松本人志の裁判の経緯の幕開けでした。法廷では、会合の場に同席した関係者の特定や証拠資料の提出をめぐって激しい攻防が繰り広げられたものの、実質的な証人尋問が行われる前の2026年11月8日、事態は急転直下、松本側による訴訟の取り下げという結末を迎えます。
松本人志の訴訟取り下げの理由について、代理人弁護士および吉本興業の公式発表では「強制性の有無を直接示す客観的証拠が存在しないことを確認したこと」「参加された女性たちの中で不快な思いを抱いた方がおられたのであれば、率直にお詫び申し上げる」という旨のコメントが公表されました。事実上の和解・終結手続きが取られたことで法的な決着はついたものの、会見などの直接対話の場が設けられなかったことは、その後のメディア復帰のハードルとして残ることになりました。