『わたし、定時で帰ります。』配信どこで見れる?無料視聴とサブスク比較 - 複眼インデックス
本作の魅力を語る上で欠かせないのが、リアリティ溢れる登場人物の造形と、それを演じきった実力派キャスト陣の演技です。
主人公・東山結衣(吉高由里子)は、過去のトラウマから「必ず定時で退社し、行きつけの中華料理屋でビールと小籠包を味わう」という揺るぎない生活信条を持つWEB制作会社のディレクター。対する元婚約者でありワーカホリックな副部長・種田晃太郎(向井理)は、圧倒的な仕事力を持ちながらもワーカホリックから抜け出せない不器用な男を体現し、放送当時から視聴者の心を掴みました。
さらに、結衣の現在の恋人で家庭的な諏訪巧(中丸雄一)、育児休業からの早期復帰に焦る先輩・賤ヶ岳八重(内田有紀)、悪気なく無茶振りを連発するブラック上司・福永清次(ユースケ・サンタマリア)など、職場で誰もが一度は遭遇するキャラクターが配置されています。
原作は直木賞候補にも名を連ねた朱野帰子による同名小説『わたし、定時で帰ります。』(新潮文庫)。ドラマ版では原作のシャープな社会風刺を活かしつつ、WEB制作会社の現場で巻き起こる生々しいトラブル対応やクライアントとの力関係がテンポ良く描かれており、制作現場の取材に基づいたリアルな脚本構成が高く評価されました。