もずやんの正体と改名理由とは?大阪府広報担当副知事の真相に迫る - 複眼インデックス
もずやんの歴史を紐解くと、その誕生は1997年(平成9年)に開催された「第52回国民体育大会(なみはや国体)」にまで遡ります。大会のマスコットキャラクターとして府民から広く親しまれた当時の名前は「モッピー」でした。大阪府の鳥である「モズ」をモチーフにデザインされ、国体終了後も「生涯スポーツのイメージキャラクター」として府の広報活動に長く貢献してきました。
ところが、2010年代に入り大きな転換期が訪れます。最大の理由は、大手テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」が2011年に発表したセサミストリートの新キャラクター「モッピー」の存在でした。世界的テーマパークの強力なプロモーションによって「モッピー=USJのピンク色のキャラクター」という認識が世間に急速に定着し、大阪府のモッピーは商標権や検索性(SEO・SNS検索)、ブランディングの観点で埋没する危機に直面したのです。
さらに当時の大阪府政では、各部局が個別に作成したマスコットが府全体で90体以上乱立しており、府民への浸透率や費用対効果が厳しく問われていました。報道各社の記録によると、大阪府は2014年にキャラクターの統廃合を決断。リーダー格となるメインキャラクターをモッピーに一本化し、同時に親しみやすく検索競合のない新名称を一般公募しました。応募総数2,382通の中から選ばれたのが、大阪弁の親しみを込めた「もずやん」(2014年9月発表)です。