かぎ針編みの減らし目で穴が開く原因は?プロが教える美しい裏ワザ - 複眼インデックス
円形や球体を編む際、編み図には「6目ずつ均等に減らす」といった指定が頻繁に登場します。しかし、前段の減らし目の真上に次の段の減らし目を重ねて編み続けると、本来は滑らかな円形になるはずの編み地が、カクカクとした六角形や八角形に角張ってしまう現象が発生します。
これを防ぐテクニックが「分散減目(ぶんさんへんもく)」です。増し目や減らし目の位置を、段ごとに意識的にずらしていくアプローチをとります。
例えば、1周で6目減らす設計の場合、奇数段では「細編み4目、減らし目1回」のサイクルで編むのに対し、偶数段では最初の間隔を半分に割って「細編み2目、減らし目1回、細編み4目…」という順序でスタートします。減らし目を行うポイントを円周上で均等に散らすことで、角の発生を抑え、コンパスで描いたような美しい同心円を維持することが可能になります。
増し目と減らし目が混在するウェーブ模様(シェブロン柄など)においても、山と谷の頂点でテンションを変えず、均一な引き出し高さを保つことが、編み地の波打ちや反り返りを抑制する絶対条件となります。